前北海道住宅新聞社の社長、小西征夫さんから手紙が届いた。「札幌市のＬプラザへオーディオ装置を寄付したお礼にミニコンサートがあるので良かったら来てください」とのことであった。次の日にはそのことが道新にでかでかと掲載された。これは行かずばなるまいと家内と出かけた。

　　　　　（市から感謝状を授与された丞西師。）

　実はこの人は僧侶でもありました。８０歳で現役を退き余生を僧侶として生きてきたのです。「世の中安穏なれ。仏法ひろまれ」を祈りながら。非売品ながら発行した本は９冊。最後の本のタイトルは「老年よ大志を抱け」。

師曰く。「生まれてきたのも他力。毎日の生活を送っているのも他力。」云々と。

「他力」とは普段はあまりいい意味では使われませんが、本当は非常に大事な事でありまして、そのことが理解できているか否かで、その人の人生を大きく左右するものと私は信じているのです。

今回の丞西師の行動は、これからの私の選択に一つの案をくださいました。有難い事です。　（By鴈原）